マリウス・フィルマルターとマリウスゴルフについて


プロフェッショナルゴルフインストラクター
マリウス・フィルマルターはプロのゴルフインストラクター、発明家、そしてリサーチャーです。南アフリカで生まれ育ち、20代の頃ドイツに移り住みミュンヘン郊外にあるBuerberg Golf Clubにて主任インストラクターに就任。インストラクターを務め、コースマネジメントに携わる傍らイップスのリサーチも開始。

イップスとは?
イップスは一般にパッティングのストローク中、具体的にはインパクト直前、に起きる痙攣或いは引き攣りと説明されます。イップスはゴルファー以外にも、野球のピッチャーやアメフトのクォーターバックなど他のスポーツに従事するアスリートにも影響を与えることがあります。また、パイロット、ミュージシャン、歯科医、さらには外科医などさまざまな職業に影響を及ぼすことがあります。
イップスの研究
マリウスと彼のチームはイップスの影響を受けたパットと正常なパットを比較するためのデータベース構築を開始しました。 ヨーロッパPGAでプレーするツアープロのデータも収集。副産物として彼はパッティングの名手のストロークとパッティングが下手なプレーヤーのストロークの間の様々な相違を確認しました。
ドイツのミュンヘンで開催された2003年ヨーロッパPGAエキスポでマ彼が公開したパッティングに関するリサーチに基づいたプレゼンテーションは比較的無名の存在だったマリウスを世界的に最も注目されるパッティング専門家へとのし上げました。
これを機にハンク・ヘイニーやデイブ・ペルズといったゴルフ業界で名の売れたインストラクターからアメリカにて更なるリサーチを行わないかと誘いを受け、そこから4年半の間テキサス州にあるHank Haney Golf Ranchにてパッティングのリサーチを続けました。結果、タイガー・ウッズを含む当時のPGAトッププレーヤーたちにアクセスする機会を得ました。マリウスのリサーチの一部はハンク・ヘイニーの著書 ”Fix the Yips Forever イップスを完全に治す方法)でも紹介されています。
2008年には米国アリゾナ州フェニックにて開催された世界ゴルフ科学会議(World Scientific Congress of Golf)にて自身の研究「ゴルフに於ける運動戦略障害:パターヘッドの動きに対するイップスの影響」について発表しました。
2009年にはGOLFマガジンから「年間イノベーター賞」を授与されました。2011年にはGOLFマガジンのカバーストーリーに「あなたのパットを決定的に改善する男」として取り上げられました。

SAMパットラボの開発
ゴルフ史上初めて

90年代後期にてマリウスは友人でありメンターでもあるミュンヘンにあるルードヴィヒ・マクシミリアン大学のエルンスト・ポッペル教授と共に、脳と体の間のコミュニケーションを促進するための新しい効果的な方法を研究開発しました。その研究の一環として、マリウスはスーパーSAM(現SAMパットラボ)の主要発明者を務めました。ゴルフ史上初めて、マリウスと彼の発明した装置はパッティングのストローク中のあらゆる行程に於けるパターヘッドの空間位置を迅速且つ精密に測定することを可能にしました。この装置はとりわけアドレスとインパクト時にパターがどこに向けられているか、ストロークの軌道、ストローク中のパターヘッドのスピードと加速、そして最も重要なパッティング動作全体を通してのクラブヘッドの回転を測定することができます 。
ゴルフ史上初めて Marius and his device could rapidly and with high precision, determine where the putter head is in space at any time during the stroke. It measures, amongst others, where the putter is aimed at address and impact, the path of the stroke, the acceleration and speed of the putter head during the stroke and most important, club head rotation throughout the motion.